P

去年の春くらいに、余り物パーツを使って作ったパソコンを実家にプレゼントしたんだけど、その前に使っていたパソコンも別の部屋用に使ってた。
その古いパソコンが最近起動しなくなったらしく、
OS再インストールで何とか動くようになってた。

そのPCがバイオP。
「持ち運べるPC」をうたい文句に発売されたけど、その後が続かなかったと言う事はあまり売れなかったと思われる。。

これが売れなかった原因はたぶん性能の低さ。
当時、ノート用CPUとしてPentiumMが発売されていたのに、このPCのCPUはモバイルCeleronで、
メモリも256MB。
それなのに、PentiumMが載ったもっと高性能な
ノートPCより値段が高かった。。

デザインが気に入ったらしく、これに決定して姉がプレゼントしたんだけど、
さすがにメモリー256MBでは足りず、後から256MBを追加した。

メモリー増やして常駐ソフトを減らしたくらいじゃ基本性能の低さはカバー出来ず、
遅さを我慢しながら使ってきた感じ。
しかも稼動部が多いせいかキーボードが反応しなくなってるし、いろいろ問題あり。

最近はノートPCも安くなってるし、新しいの買ってあげようかと思ったけど、
姉からのプレゼント品だし、それなりに愛着があってまだ動くなら使いたいみたい。

だいぶ古くなってるから、まだ使うならHDDを交換した方がいいかなーと思って新しいHDDを持って帰ってきてた。
裏のカバーを外してから、全面を覆っている金属のカバーを外すとHDDが現れた。
この金属カバーがCPUに直接接触してヒートシンク代わりになってるのにびっくり。
ファンも小さいしこんなんでちゃんと冷えるのか??
しかもCPUのヒートシンクを外すことになるなんて思ってなかったからシリコングリスなんて持ってきてないし。。

無いものはどうしようも無いからHDDだけ交換して元に戻すことにした。
元通りに組み直して電源ONすると、起動はしてるみたいなのにモニターに何も映らない。。

分解中に気になったのは、キーボード部と本体をつないでるケーブルの被覆が剥がれていた事。
キーボードを閉じたらモニターが切れるわけだし、何となくココがあやしいけど
これを直すにはキーボード部を全部ばらさないと無理。
明日にしようと放置してたら、父親が分解を始めたので一緒にばらす事に。。

本気で分解し始めるとかなり凝った作りになってて苦労した。
ネジ穴はいろんな方法で隠してあるし、カバーの組み合わせとか巧妙。
ここまでやるかとちょっと感動。

ケーブルを絶縁しなおして試しに起動してみるとちゃんとモニターが映った。
やっぱこいつか。。
元に戻せるか不安なくらいまで、分解してたけど何とか組み直してHDD換装作業完了。w
OSをインストールしてデータを戻して元通り。
HDDの回転数が上がったからかちょっと速くなったかも?

このPCは基本的にノート用のパーツを使っているからCPUの交換は出来ないと思っていたけど
よく見るとCPUが外れる事がわかった。
ネットで調べてみると「MicroFCPGA」と言うソケットで、載せかえるならモバイルPentium3が使えるみたい。
ヤフオクで1000円くらいで売ってるし、CPU交換したらもうちょっと快適に使えるかも。