4年ちょっと住んだこの家とももうすぐお別れなので
何か記念に残したいなぁと漠然と考えていたんだけど
4年間眺めた家からの景色でタイムラプス撮影してみようと思いついた。

タイムラプスと言うのは、一定間隔で撮り続けた写真をつなげて動画にした物。
最近のカメラだとこの機能を内蔵していたりするけど、そんなカメラは持っていないので
α700でやってみようと思った。

一定間隔で撮影するには、指定した間隔で自動でシャッターを押す
何らかの機械が必要になるわけだけど、一定間隔で撮影する為に
タイマー付きのリモートレリーズと言うのがある。
わざわざこれを買うのもなんなので自作する事にした。

αにはリモートレリーズ用のコネクタがあって、コネクタには3本の電極がある。
この内の2本をつなぐとオートフォーカスが動き、3本をつなぐとシャッターが下りる
という単純な仕組み。
タイマーはPICで作って、PICの出力で2回路のリレースイッチを動かして
カメラのシャッターを押せるような簡単なシステムを作った。

たいまーしゃったー
20秒に1回動作するようにした。

ベランダに立てた三脚にα700を固定し、夜12時頃に撮影スタート。
ちゃんと撮れるか、強風が吹いてカメラが落ちたりしないか、ドキドキしながら就寝。

朝早く目が覚めたら、20秒に一回聞こえるはずのシャッター音が聞こえない。
ベランダに出てカメラをチェックしたらモニターに何も写らず、電源を入れなおしても反応なし。
どうやら電池が切れてしまった様子。

写真をとりこんでみると朝5時前、711枚撮影したところで終わってた。
こんなに早く電池が切れるとは予想外だったけど、ひとまず動画にしてみた。



深夜なのでほとんど変化がないけど想像以上に面白いと思った。
徐々に明るくなってきたところで終わってしまうのが惜しい。

やっぱり丸一日撮影してみたいなぁと思ってカメラの電源について調べてみたら
ソニーの純正ACアダプタは8000円くらいするので却下。
互換品というのが幾つか売っているけどそれでも2000円くらい。

調べてみると互換品は7.2Vって書いてあるので手持ちの電源で何とかならないかと
コネクタの形状を調べて、木とアルミシートでコネクタを自作してみた。

こねくた
上がシャッター用、下が電源用。

電源は7.5Vをつないでみたんだけど、起動はするものの自動露出が不安定。
しかもシャッターは押せてもメモリに書き込めなかったので電圧を上げたら動くようになった。

前回は雨対策でカメラをビニール袋に入れただけだったんだけど、
昼間はかなり暑くなりそうだったのでAmazonのダンボールで日除けを作った。

さつえいふうけい

今回は夜10時頃にスタート。
自作電源でカメラが壊れないか、昼間の暑さに耐えられるか不安だったけど
夕方まではきちんと動いていた。

ところが、晩御飯を食べている時に、シャッター音が聞こえなくなっている事に気付いた。

慌ててカメラをチェックしたらメモリカードの残量がゼロになっていた。。
初期状態でカメラに表示される撮影可能枚数って実際より少なめに出しているのだろうと
勝手に思っていたんだけどそうでもないんだな。。

24時間は撮れなかったけど、約20.5時間、3566枚の写真をつなげた動画がこちら。


日時表示を入れてみた。

この日は雲が多かったので雲の動きが面白い感じになっている。
大きいサイズはこちら

24時間撮れなかったのでもう1回チャレンジしたいところだけど
そんな余裕があるかなー?