Carl Zeiss社製レンズの話。

どこがどう違うのか興味があったので調べてみた。

■Planar
パウル・ルドルフが1897年に発明したレンズ。
プレーン(平坦な)が名称の由来。
前後対称な構造をしており、なおかつ大口径化が容易である。
構造上、レンズの内面反射が多く、発明当時はレンズコーティング技術が未熟であった為、
カメラ用レンズには不向きと言われていたが、
Tコーティング、T*コーティングが実用化された後、Zeissの看板レンズになった。
現在各社で製作されている標準レンズのほとんどはPlanar形式を発展させた物である。

■Sonnar
ルードヴィッヒ・ベルテレが1929年に発明したレンズ。
太陽(ゾンネ)が名称の由来。(Zeissの工場があったゾントホーフェンという都市という説も)
張り合わせ面が多く空気との境界面が少ない為、内面反射が少ない。
レンズコーティング技術が未熟であった時代は、Planar形式に比べ
格段にシャープな画像を可能にした。
Sonnar形式はレンズをコンパクトに出来るが、バックフォーカスが短めな為、
一眼レフカメラでは望遠レンズに使用される場合が多い。
線の太い力強い描写力が特徴。被写界深度はPlanarに対して深め。


ふーん。
カリカリ系なのかこいつは。